こんにちは!セキララ子です☺️
自己破産の準備を進めていた頃、財産関係の書類をそろえる中で、弁護士さんから「原付は査定額を出して教えてくださいね」と言われました。
え、原付も財産に入るん?
売る気もないのに査定?
もし手放すことになったら、足なくなるねんけど?
と、またまたハテナと不安で頭がいっぱいに。車を持っていなかった私ですらこうなったので、通勤や送り迎えが車やバイク頼みの人は「愛車を取られたら生活が回らない」が一番怖いはずです。
結論、車があっても自己破産はできます。ただし手元に残せるかどうかは、「ローンが残っているか」と「車にどれぐらいの価値があるか」で変わります。ローン中の車はローン会社への引き揚げが基本、ローンなしの車は査定額しだい。細かい基準は裁判所によって違います。
この記事では、
- ローンあり・なしで変わる車・バイクの扱い
- 実際に原付の査定を出した時の話
- 手続き前にやってはいけないこと
- 車が必要な人が相談前に整理しておく3つのメモ
をまとめています。まずは早見表からどうぞ👇
車があっても自己破産はできます!「残せるか」は別の話
「車を持ってたら自己破産できない」わけではありません。手続きそのものは、車の有無に関係なく進められます。考えないといけないのは、その車を手元に残せるかどうかです。
| 車の状況 | 実際のところ |
|---|---|
| ローンが残っている | ローン会社に引き揚げられるのが基本 |
| ローンなし・価値が高い | 処分(換価)の対象になる可能性がある |
| ローンなし・価値が低い | 手元に残せる場合がある |
| 原付・バイク | 考え方は車と同じ。私の原付は査定3万円で、手元に残りました |
そもそも破産手続は、財産をお金に換えて債権者へ分配する手続きです。だから「相当な価値のある車」は原則として処分の対象になります。一方で、財産が少ない場合には、破産管財人を選任しないまま手続きが終わることもあります(同時廃止と呼ばれる進み方です)。
どちらの進み方になるか、どの程度の価値の車が処分対象になるかは、管轄の裁判所や個別の事情によって変わります。「自己破産=車は没収」とも「安い車なら無条件でセーフ」とも言い切れないので、ローンの有無と査定額を確認するところからがスタートです。
自己破産の全体の流れ・費用・バレ注意点を最初から最後までまとめた記事もありますので、全体像から掴みたい人は参考にしてみて下さい!
▶ 自己破産の流れと費用まとめ|免責までの期間とバレ注意点【体験談】
ローンが残っている車は、ローン会社への「引き揚げ」が基本
ローンで買った車は、実は完済するまで「車の所有者はローン会社(信販会社)」という契約になっていることが多いです。
手元の車検証を出して、「所有者の氏名又は名称」の欄を見てみてください。そこがローン会社やディーラーの名前になっていたら、これに当てはまります。
この状態で自己破産の手続きを始めると、弁護士からの受任通知を受け取ったローン会社が車を引き揚げて売却し、売却額を残りのローンに充てるのが一般的な流れです。「まだ何年も乗るつもりやったのに」は、残念ながら通用しないのが現実。売却額で足りなかったローンの残りは、ほかの借金と一緒に破産手続の中で扱われるのが一般的です。
「家族がローンを代わりに払えば残せるのでは」と考える人もいますが、支払い方によっては手続きに影響が出る場合があります。自己判断で動く前に、担当弁護士へ相談してください。
5〜6万円はあると思ってた私の原付の査定額
ここからは私の話です。私は車を持っていませんでしたが、愛車の原付がありました。
手続きの書類をそろえる中で、原付も財産として申告することになり、査定額を調べて報告することに。正直、「まあ5〜6万円ぐらいにはなるやろ」と思ってネット査定に出しました。
結果、3万円。
セキララ子え、3万円て。5〜6万はあると思っててんけどな……。ちょっとショック。
ショックだったのは金額そのものより、財産として申告できるものを全く持っていない自分に少し自己嫌悪。「私、めっちゃ貧乏やん」って、書類を前にしみじみ実感しました。
いくらぐらいの査定額なら手元に残せるのか
どれぐらいの価値がある車・バイクが処分(換価)されるかは、各地方裁判所によって取扱いが異なることがあります。「◯万円までなら大丈夫」と自分で線引きせず、申立て予定の裁判所の運用を弁護士への確認が必要です。
査定額の出し方は、事務所や裁判所から指定がある場合があります。買取店の無料査定やネットの一括査定でも目安は出せるので、どんな資料が必要になるかを先に担当へ聞いておくとスムーズです。



ちなみに私の原付は3万円だったおかげで手元に残り、手続き中は配達副業の相棒として大活躍しました。
原付でフードデリバリーをして弁護士費用を積み立てた話はこちらの記事にまとめていますので、弁護士費用が心配な方はこちらもチェックして下さい。
▶ 自己破産の手続き中にバイト・副業はOK?弁護士費用が用意できない場合の進め方
「手続き前にこっそり売る」「名義を変える」はやめてください
「引き揚げられるぐらいなら、先に売ってお金にしたい」
「家族の名義に変えておけばセーフちゃう?」
気持ちは分かります。当時の私が車を持っていたら、たぶん一旦、同じことを考えたでしょう。でも、これが一番危ない行動です。
手続きの直前に車を売ったり家族名義に変えたりするのは、財産隠しと判断される可能性のある行動です。破産をすることになった事情に浪費や詐欺行為などがある場合、免責(借金の支払い義務を免れること)の許可が受けられないこともあります。借金をなくすための手続きで免責が出ないのは、本末転倒です。
手続きでは、通帳の履歴や財産の動きを裁判所へ説明していきます。



通帳もローンの記録も、手続きの中でしっかり確認されます。隠そうとすればするほど痛い目に遭うのは自分です。
売ったお金を生活費や弁護士費用に充てたい事情があるなら、それも含めて先に弁護士へ相談すれば大丈夫です。「売ってもいいか」「売ったお金をどう扱うか」まで、個別の状況に合わせて教えてもらえます。私も手続き中の疑問は全部、先に電話で確認するようにしていました。「迷ったら相談、悩んだら相談」です。
車がないと生活できない人は、この3つをメモして相談へ
「うちは車がないと買い物も通院も無理」という地域の人ほど、車を理由に相談をためらいがち。順番が逆で、車が生活に直結している人ほど、早く相談して「残せる可能性があるか」を確認する方が安全です。
相談の前に、この3つをメモしておくと話が早く進みます。
- ローンの残高と車検証の所有者欄(所有権がどこにあるか)
- 車の査定額の目安(ネットの買取相場でも、ひとまず大丈夫です)
- 車を何に使っているか(通勤・通院・送迎・仕事など、具体的に)
使用状況や地域の事情、管轄の運用によって扱いが変わる場合があるので、「仕事で必要」「ほかに交通手段がない」という事情は遠慮せず最初に伝えてください。
車を残せるかどうかは、ローン契約・査定額・使い道・裁判所の運用がぜんぶ絡みます。ネットで一般論をいくら読んでも、「自分の車」にぴったりの答えは出ません。私も当時さんざん検索しましたが、結局、電話で自分の状況を話した時に初めて疑問や悩みがスッキリしました。
車も借金も、まとめて相談できる窓口
債務整理・自己破産を扱う弁護士法人の相談窓口です。車の扱いも含めて、自分の状況で何ができるかを確認できます。対応地域や相談条件、費用は公式案内を確認してください。
自己破産と車について、よくある質問
Q. 家族名義の車も処分されますか?
破産手続で問題になるのは、原則として本人の財産です。ただし、実際にはお金を出したのが本人で名義だけ家族、というような車は問題になることがあります。名義と実態が違う車がある場合は、隠さずそのまま弁護士へ伝えてください。
Q. 車検切れで動かない車はどうなりますか?
値段がつかない車は処分の対象にならない場合もありますが、扱いは車の状態や個別の事情によって変わります。「価値がないから申告しなくていい」と自己判断せず、そのまま申告して指示を受けてください。
Q. 手続き中に車を買い替えたり、新しくローンを組めますか?
手続き中の新しい借入は、手続きに影響する可能性があります。現金での買い替えも、財産の動きとして説明が必要になる場合があります。動く前に、担当弁護士へ確認してください。
Q. 仕事で車を使っている場合も処分されますか?
使用状況や管轄裁判所の運用、手続きの種類によって扱いが変わる場合があります。「仕事に必要」という事情は、相談の最初に具体的に伝えてください。
まとめ
車があっても自己破産はできます。ローンが残っているなら引き揚げが基本、ローンなしなら査定額しだいで、細かい基準は裁判所によって違います。そして、手続き前に勝手に売る・名義を変えるのだけは、やめてください。
私の場合、愛車の原付の査定3万円にちょっぴり落ち込んだりもしましたが、あの原付は移動でも副業でもしっかり働いてくれました!色んなところに行って思い出もたくさんあって、プライスレスな私の相棒です!
車ないと困る、できれば取られたくないのであれば尚更早めに弁護士さんに相談しましょう。あなたの「車、どうなるん問題」が、電話1本で「なんや、聞いてよかった」に変わりますように!☺️
参考・一次情報
- 法テラス|自己破産すると、自家用車は必ず処分されるのですか。(確認日:2026-07-13)
- 裁判所|破産(手続の案内)(確認日:2026-07-13)









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